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2020.02.15

パッシブハウスレベル・長浜の家・完成引渡し


2020年2月7日  外構を除き完成引渡しました。

滋賀県長浜は滋賀の中でも寒い地域です。

三重県四日市は夏の気候対策がメインでしたが、長浜は冬の気候対応で決まってきます。

南が解放された新規開発された土地で、3軒並びの右側(東側)の窓の大きい家が今回建てた家です。

右側がパッシブハウスレベル・長浜の家

パッシブハウス設計では今までの家と窓の考え方が全く違ってきます。この3軒を見てもらえば一目瞭然でしょう。

以前は性能が悪い窓枠+ガラスしかなかったので、このような開放的な窓を見ると、寒いだろうなーと思いましたが、今は性能のいい 窓枠+ガラス を使うことが可能になりました。今回の窓はドイツ製の輸入品です。全く寒くないです。 冬は太陽光が入るのでたいへん暖かいです。

冬の太陽光は無料の暖房装置です。

夏はテントを張り、日射遮蔽を行います。

1年間の太陽光の方位、角度は決まっていますので日射エネルギーは計算でわかります。不確定要素は雲だけです。これは地域の気象庁のデーター(虎姫と彦根)を使います。

冬はこの南面の窓から日射を取り込み室内の暖房に使います。そして夜はこの太陽によって暖められた空気、床・壁などから熱が逃げないように屋根・壁・床の断熱材を計算して決めています。窓ガラスについても日光(熱)の入りやすさ(日射熱取得率)、熱の逃げやすさ(熱貫流率)の両方向を計算してガラスを決定しています。

今までの設計は「建築材料、ガラス窓などを決める」=「設計」そのものだったんですが、

パッシブハウスの考え方は「完成後の利用エネルギー量を決定してから、建築材料、ガラス窓などを決める」=「設計」になります。

こうすれば、内部床がタイルであっても、吹抜けがあっても全く寒く無い空間が出来上がります。

1階 床タイルと床下暖房の吹き出し口

今回はヒートポンプエアコンの吹き出し空気を床下に送り込み、床タイルを下から温めると同時に、玄関と脱衣室の床から暖気を部屋に上げています。

玄関はドア開閉時に温度がさがりますし、洗面所は風呂上りに体が濡れていますので少し温度が高い方が気持ちがいいからです。

室内は次回説明したいと思います。