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2020.02.23

「年間冷暖房負荷」とは?住宅燃費の目安を分かりやすく解説します。


日本の基準はどうなっているの?

品確法の性能表示制度の「断熱等性能等級」はどのようなものがあるの?

等級は、下記のように、省エネルギー基準に基づいて判断します。

  • 等級4:平成28年に制定された基準(通称「28年基準」)に適合する程度のエネルギー削減が得られる対策を講じた住宅
  • 等級3:平成4年に制定された基準(通称「4年基準」)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策を講じた住宅
  • 等級2:昭和55 年に制定された基準(通称「55年基準」)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策を講じた住宅
  • 等級1:その他

断熱性能を表す「断熱等性能等級」は最高基準の等級4が望ましいの?

国は住宅の断熱性能について、段階的に基準を引き上げてきました。現在では2013年に改定された「断熱等性能等級」に基づき、最高等級の「等級4」が推奨されています。

年間冷暖房負荷の基準

東京も近畿もⅣ地域です。

北海道は Ⅰ地域です。 暖房だけですから Ⅳ地域 より負荷が小さいです。

沖縄はⅥ地域です。 冷房だけですから Ⅳ地域 より負荷が小さいです。

Ⅳ地域は暖房も冷房も必要で、日本で最も冷暖房エネルギーがかかる地域です。この地域の日本最高等級の「等級4」のエネルギーを計算します。

「等級4」

460 MJ/m2・年=460×0.2778=127.8 KWh/m2・年

が冷暖房に必要なエネルギー量です。

世界基準の「パッシブハウス」とはどれだけなの?

一方世界基準であるパッシブハウスの暖房必要エネルギー量は15 kWh/m2・年(1年間で有効床面積1平方メートルあたりのキロワット時)で冷房必要エネルギー量は地域により少し変わりますが東京も大津市の場合も21 kWh/m2・年(1年間で有効床面積1平方メートルあたりのキロワット時)ですから

パッシブハウス

暖冷房エネルギー=暖房15 +冷房21=36 kWh/m2・年

が冷暖房に必要なエネルギー量です。

冷暖房に必要なエネルギー量を比較して視覚で表すとこんな絵になります。

冷暖房に必要なエネルギー量の比較

パッシブハウスは断熱等級4の
70パーセントオフで
冷暖房ができます。


年間暖冷房負荷の基準値とは

(単位 1年間・1平方メートルにつきメガジュール)

ですから、実際の必要エネルギーは

上記数字に住宅の延べ床面積をかけた数字になります。

これをもとに30坪の住宅の場合を比較してみます。

断熱等級4・30坪(99.2m2)の年間冷暖房エネルギー量

=460 MJ/m2・年×99.2m2×0.2778

=12677.8 KWh/年

パッシブハウス・30坪(99.2m2)の年間冷暖房エネルギー量

36 kWh/m2・年×99.2m2

=3571.2 KWh/年

30坪の住宅の 年間冷暖房エネルギー量

断熱等級4・ 12677.8 KWh/年

パッシブハウス・ 3571.2 KWh/年

これだけ違いますね。